6月6日、WRC第6戦ラリーイタリアの第1レグが行われ、VWモータースポーツのヤリ‐マティ=ラトバラは荒れたグラベルのステージで22秒4のリードを獲得した。
この日の最初の3つのステージでは、ヒュンダイのティエリー・ヌービルとユホ・ハンニネンのペアがリーダーボードのトップを奪い合ったが、彼等の勝利への希望は午前中の最終ステージにおいて両者共にトラブルを抱えたことによって消失してしまった。
ヌービルは27.3kmのステージの4.1kmの地点で右前輪のサスペンションが故障、リペアのために23分を失い、一方のハンニネンは第5ステージで彼のヒュンダイ 『i20』をロールさせて大きなダメージを受け、この日のラリーをリタイアすることとなった。
ヒュンダイの両者がトラブルに見舞われたことでラトバラはリードを奪うために激しくアタックし、第5ステージの飛び抜けたタイムによって6番手からトップに駆け上がった。
「良い日だったね。今朝、最初のステージでブレーキに問題を抱えていたが、その後は全て上手く行ったよ。僕はクールさを保って、明日も同じスピードをキープする必要があるね」とラトバラは語った。