トライアル世界選手権シリーズ第4戦・イタリアGPが6月1日、アラーニャ・ヴァルセージアで開催され、トニー・ボウ(ホンダ)が優勝。ランキングトップに返り咲いた。
ボウの出だしは、必ずしも順調とは言えなかった。第2セクションと第6セクションで減点5をとってしまい、さらにいくつかの細かい減点があり、1ラップ目のスコアは19点。しかし最大のライバルとなったアダム・ラガ(ガスガス)が3つの5点で苦しんでいた。1ラップ目のラガは21点。わずかだが、ボウがリードをとった。
2ラップ目、ボウのスコアは7点で、ただ一人、10点以下の好スコアをマーク。対してラガは19点。1ラップを残して、14点のリードを奪った。
最終ラップとなる3ラップ目、ボウが再び一ケタ減点となる6点をマーク。一方、ヨーロッパ大会まで3連勝を果たしたラガは17点。結局、ボウはラガに27点差をつけて優勝を飾った。
FIMトライアル世界選手権は、このあと約1か月のインターバルのあと、第5戦は7月13日のベルギー大会となる。
■トライアル世界選手権 第4戦
1位:トニー・ボウ(モンテッサ・ホンダ)
2位:アダム・ラガ(ガスガス)
3位:アルベルト・カベスタニー(シェルコ)
4位:ジェロニ・ファハルド(ベータ)
5位:ジェームス・ダビル(ベータ)
6位:藤波貴久(モンテッサ・ホンダ)
■ポイントスタンディング
1位:トニー・ボウ(モンテッサ・ホンダ)108P
2位:アダム・ラガ(ガスガス)107P
3位:アルベルト・カベスタニー(シェルコ)81P
4位:藤波貴久(モンテッサ・ホンダ)78P
5位:ジェロニ・ファハルド(ベータ)72P
6位:ジェームス・ダビル(ベータ)58P