欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは5月29日、オーストリアで開催中のフォルクスワーゲングループのファン感謝イベント、「GTIミーティング・アット・ヴェルターゼー」において、『ゴルフGTIヴォルフスブルク・エディション』を初公開した。
GTIミーティング・アット・ヴェルターゼーは、毎年恒例のフォルクスワーゲングループのファン感謝イベント。今年で33回目を数え、フォルクスワーゲングループの各ブランドが参加し、およそ20万人が来場して盛り上がりを見せる。
フォルクスワーゲンが初公開したのが、ゴルフGTIヴォルフスブルク・エディション。車名の「ヴォルフスブルク」とは、ドイツの本社所在地。フォルクスワーゲン本社工場で職業訓練生として働く18-23歳までの12名の学生が、新型『ゴルフGTI』をベースに、カスタマイズを手がけた1台だ。
ゴルフGTIヴォルフスブルク・エディションは、職業訓練生が、フォルクスワーゲンのデザイナーやエンジニアの指導を受けながら、9か月の期間をかけて完成させたワンオフモデル。内外装にカスタマイズを施しているが、そのハイライトは、エンジンのパワーアップ。
ゴルフGTIの直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」は、最大出力380psを発生。ノーマル状態の230ps(欧州仕様)に対して、150psものパワーアップを果たす。また、トランクには、迫力のサウンドシステムを搭載している。