STマイクロエレクトロニクスは、デジタル音声信号入力と自己診断プロセッサを備えたフルデジタル・アーキテクチャの車載用パワーアンプ「FDA2100LV」を発表した。
FDA2100LVは、不要輻射ノイズを最小限に抑え、部品点数を最大50%削減することができ、車載ヘッドユニットや外部アンプに高効率D級アンプの優位性を提供。チューナへの干渉の最小化および携帯電話の電波に対する耐性向上のほか、様々なエミッション規格への適合が容易になる。
さらに、STの特許である出力フィルタのフィードバックループ設計は、電磁干渉(EMI)、全高調波歪み(THD)、および周波数特性を改善。これにより、低コストな周辺部品を使用した高いオーディオ性能を実現する。また、1Ω負荷の場合並列駆動回路を採用することで異なるインピーダンス(8Ω、4Ω、2Ω、1Ω等)のスピーカを駆動できる。
FDA2100LVはTQFP64パッケージで提供。1000個購入時の単価は約7米ドル(約712円)。