UDトラックスは5月15日、ボルボの大型トラック『FH12』などのATトランスミッションに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、ボルボ『FH12』『FM12』『FH』『FM』の4車種で、2003年2月19日~2011年5月16日に輸入された計1538台。
電子制御機械式自動変速機の2速-3速のギヤ・シフトフォーク、ピストンロッドの強度が不足しているため、当該フォークまたはロッドに亀裂が発生するものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると亀裂が進行し、当該フォークまたはロッドが折損し、最悪の場合、走行不能に至るおそれがある。
当該車種の自動変速機の2速-3速ギヤ、シフトフォーク、ピストンロッドを対策品と交換する。
不具合は32件発生、事故は起きていない。市場からの情報およびおよび国土交通省からの指摘により発見した。