フォルクスワーゲンの米国法人、フォルクスワーゲンオブアメリカは5月12日、米国市場に2015年初頭、『ゴルフ スポーツワゴン』を投入すると発表した。
同車は2014年4月、ニューヨークモーターショー14に出品されたコンセプトカーの市販版。日本では『ゴルフヴァリアント』を名乗るが、米国では、車名に「スポーツワゴン」を冠する。
また従来、米国ではゴルフヴァリアントは、『ジェッタ スポーツワゴン』として販売されてきた。モデルチェンジを機に、新型から『ゴルフ』ファミリーの一員になる。
2015年初頭に米国市場に投入されるゴルフ スポーツワゴンは、コンセプトカーそのもの。米国仕様のエンジンは2種類。ガソリンは直噴1.8リットル直列4気筒ターボ「TSI」で、最大出力170ps。トランスミッションは5速MTまたは6速ATを組み合わせる。高速燃費はジェッタ スポーツワゴンの2.5リットルエンジン比で、17%向上。
ディーゼルは新世代のEA288型直噴2.0リットル直列4気筒ターボ。最大出力は従来比で10psアップの150ps。トランスミッションは6速MTまたはDSGを設定する。
ゴルフ スポーツワゴンは米国市場において、2015年第1四半期(1-3月)に発売される予定。フォルクスワーゲンオブアメリカは、「先代のジェッタ スポーツワゴンよりも車体は大きく、室内は広い。それでいて、燃費に優れる」と説明している。