【JNCC 第3戦】585台のビッグレースを渡辺学が制す

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日本最大のクロスカントリーバイクレース、JNCCの第3戦は5月11日に最大人気のコース「長野県爺ヶ岳スキー場」で開催。585台のエントリーを集めた今大会も、各メーカー、各チームが勢揃い。観客も相まって大いに盛りあがった。

天候は晴れ。前々日に当地を訪れた嵐によって、ある程度ウェットな状態にはなったものの、午後のメインレースCOMP GPまでにはひどくダスティな状況へ。

以前より、爺ヶ岳はウッドチップが蒔かれたソフトな路面が持ち味であったが、だんだんとレースで使う内に固い土質の箇所も増えてきた。また、名物の難所ガレクライムも年を追う毎に難しくなっているが、今大会においてはセクションの数が減ったことなどもあり、少し通年よりもイージーな印象であった。

注目の同シリーズ最高峰クラスAA1両巨頭、渡辺学と鈴木健二が今回も序盤から後続を引き離す展開。鈴木は体調不良もあり、序盤ペースをあげられない。そのうちに渡辺が1分以上のリードを築いていく。鈴木は猛ペースで一時期30秒までこれを縮めるものの、後半に渡辺もスパート。

しかし、1分以上の差がついた最終ラップ前、渡辺はマシンの不調を感じ取っていた。リアブレーキが効かないことにまず気づき、それがエンジンオイルのためだと後に気付くことになる。渡辺のマシンは、オイルパイプが外れてエンジンオイルをほとんど失った状態になっていた。すでに時間も残されておらずピットインをあきらめ、ラストラップをまわる渡辺。最後のヒルクライムを登り切る20mほど手前でついにエンジンが息絶える。そこからマシンを押し、何とか下りでレースを完走。1位を死守した形だ。2位は鈴木、3位は出口隼飛。

今季より始まった小排気量マシンの最高峰クラスであるAA2は、 松尾英之が嬉しい初優勝。次戦は6月8日、岐阜県高山市の鈴蘭高原スキー場特設コース。最高で標高1400mを超えるマシンに過酷な状況での1戦となる。
《稲垣 正倫》

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