米国の自動車大手、クライスラーグループ。その主力ブランドのひとつ、クライスラーが、プラグインハイブリッド車(PHV)の市販を計画していることが分かった。
これは5月6日、クライスラーグループとフィアットの統合で生まれた新会社、FCA(フィアット クライスラー オートモービルズ)が発表した中期経営計画、「2014‐2018ビジネスプラン」で明らかにされたもの。
この2014‐2018ビジネスプランは、2014年1月に両社の統合で生まれたFCAが、今後5年間の成長計画を提示したもの。この計画の中で、「クライスラーブランドが2016年以降、PHVを市販する」と発表している。
クライスラーブランドの最初のPHVとして、2016年に登場するのは、ミニバン。主力ミニバンの『タウン&カントリー』の次期型に、PHVを投入する。これに続いて2017年、新しいフルサイズのクロスオーバー車に、PHVを用意する計画。
クライスラーグループは、GMやフォードモーターと比べると、環境対応車の開発に出遅れていた。2016年以降、PHVの市場投入で、巻き返しを図る構え。