メルセデス・ベンツ日本が発表した『G 63 AMG 6×6』は、アジア地域では唯一日本のみでの販売となる。
メルセデス・ベンツ日本商品企画・マーケティング部商品企画2課マネージャーの廣澤臣哉さんによると、昨年、日本でのGクラスの販売が好調だったことから導入に至ったという。2014年8月31日まで注文を受け付け、年内生産枠の中から5台を確保している。
しかし、導入に際しては、法規を含めクリアしなければならない問題も多かったと話す。「本国でも日本仕様として導入できるように仕様を変更してくれ、さらに日本のPDIでも、変更を行っている」と話す。
具体的には、本国でも設定の無い360度カメラを採用。「我々インポーターが導入する以上、視界要件も含め、安全に走行することを考慮すると、360度カメラは必須だと考えた」と廣澤さん。そのほか、日本製のナビゲーションシステムも取り付けられた。
機能面での変更は、エグゾーストエンドだ。「日本の法規で、エグゾーストエンドがサイドに向いていてはいけないので、それをG63AMGと同じように少し内向きに変更した。また、タイヤもフェンダーから出てはいけないので、そこも修正している」と語り、5台とはいえインポーターが正規で輸入することから、安全面を含め徹底的に改良を施していることを強調した。