【トライアル世界選手権 第2戦 日本GP】ホンダワークスで万全体制…藤波「もてぎは“全開”」、ボウ「ファンのため全力尽くす」

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トライアル世界選手権 第2戦 日本グランプリ 公開記者会見
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4月23日、東京青山のホンダ東京本社にてトライアル世界選手権 第2戦 日本グランプリの公開記者会見が行われた。

今年の日本グランプリは4月26日、27日の2日間で行われ、会場は15回目を数える栃木県のツインリンクもてぎで開催される。会見には「レプソル・ホンダ・チーム(Repsol Honda Team)」に所属する藤波貴久選手とトニー・ボウ選手が参加。

藤波選手は今年が参戦19年目。オフシーズンに前十字靭帯を切る大怪我を負い不安を抱えながらのシーズンスタートとなった藤波選手。しかし開幕戦のオーストラリアDay1で見事優勝し周囲を驚かせた。開幕戦の優勝を振り返り藤波選手は「怪我をして2ヶ月間バイクに乗ることができなかった。現在はトレーナーと医師のおかげで60%ぐらいまで回復し、バイクに乗れない間はトレーニングで肉体改造をしたのでそれが結果に現れたのだと思う。Day1のコースは簡単なコースレイアウトだったので積極的に走って相手にプレッシャーをかけることができた」という。

一方のボウ選手は開幕戦Day1で2位、Day2では見事優勝を飾り現在ポイントランキングトップに立っている。世界選手権7連覇中で、今年は前人未到の8連覇の期待がかかるが、視界は良好なのだろうか。「開幕戦Day1は気持ちが入り過ぎミスをしてしまったが、Day2では圧倒的な成績で勝つことができシーズンに向けて良いスタートが切れた。毎シーズ、レース毎にライバル達がどんどん進化してきていて、勝つのが非常に難しいが世界中のファンとチームのために8連覇に向けベストを尽くしたい」とボウ選手は述べた。

今シーズンからホンダは完全なワークス体制「レプソル・ホンダ・チーム」としてトライアル世界選手権を戦う。ワークス体制をとったメリットはどこにあるのだろうか。藤波選手は「ワークス体制となり開発のスピードがとても早くなりました。ホンダとして勝たなければならない重圧も非常に大きいが、とても良い体制」と語る。ボウ選手は「2007年からホンダと一緒にレースを戦っているのでチーム名が変わった程度であまり実感はないが、シーズン中には様々なことが起こる。そのときにワークス体制のメリットが出せると思う」と述べた。

昨シーズンから導入されたノンストップ・ルール。これに関して2人はどう感じているのだろうか。藤波選手は「オブザーバーによって判断が異なり難しい。早くオブザーバーの特徴をつかむ必要がある」と述べると、ボウ選手は「コース自体は簡単になったがセクションによって判断が異なり難しい」口を揃えて難しいと語る。しかし藤波選手によるとは「止まることが少なくなりレースの流れはスムーズになる。見ているお客さんは飽きないのではないか」とそのメリットについて述べた。

最後に2人は日本グランプリの魅力について語った。藤波選手は「もてぎでは自分の持ち味である“全開”でコースを駆け上がっていきたい。トライアルはヘルメット越しにライダーの表情を見ることができ、選手とお客さんが一緒になって喜んだり悔しんだりすることのできるレース。是非足を運んでほしい」と述べた。ボウ選手は「もてぎはヨーロッパのレースと違いコンディションを含めてレースの難易度が非常に高い。応援してくれる素晴らしい日本のファンのためにもベストを尽くしたい」と述べた。

《橋本 隆志》

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