予選からシボレー勢に対して優位に戦うことができていたホンダ勢にとっては悪夢のようなアクシデントだった。レース終盤、首位に立ったのはシボレー勢のスコット・ディクソン(#9 Chip Ganassi Racing)。ディクソンは燃費が苦しく、78周終了でピットインして後退するが、勝ったのはやはりシボレー勢のコンウェイ(#20 Ed Carpenter Racing)だった。
2位は開幕ウイナーのウィル・パワー(#12 Team Penske/シボレー)。ホンダ勢では3位に入ったカルロス・ムニョス(#34 Andretti Autosport-HVM)が最上位。昨年のインディ500で2位になった実績はあるが、フル参戦は今季が初、ルーキーでもあるムニョスは「すべてがうまくいったレースだった。多くのアクシデントが起きた結果の3位であったことは素直に喜べないけど、それもまたレース。序盤は後輪のグリップが低くて苦労したが、ピットインの際にチームがマシンを改善してくれて、終盤は前を行くドライバーに全力でアタックすることができた」とこの日を振り返り、さらに「この調子でこれからもプッシュし続けていきたい」と今後への抱負を語っている。
4位は今季復帰のF1優勝経験ドライバー、ファン・パブロ・モントーヤ(#2 Team Penske/シボレー)。上位4人はいずれも予選2桁順位で、レース後半の混乱を象徴する結果ともなっている。