【北京モーターショー14】ブガッティ ヴェイロンに「ブラック・ベス」…伝説シリーズ第五弾

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ブガッティ ヴェイロン16.4グランスポーツ VITESSEのブラック・ベス
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フランスの高級スポーツカーメーカー、ブガッティは4月9日、『ヴェイロン16.4グランスポーツ VITESSE』の特別モデル、「ブラック・ベス」の概要を明らかにした。実車は4月20日、中国で開幕する北京モーターショー14で初公開される。

同車は、世界最速のオープンカー、ヴェイロン16.4グランスポーツ VITESSEの特別限定車シリーズ第五弾。ブガッティは、同社と関係の深い「伝説」の人物や車両の名前を冠した特別モデルを、順次発表してきた。

第一弾は2013年8月、米国カリフォルニア州で開催された「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」で初公開された、「ジャン-ピエール・ウィミーユ」仕様。これに続く第二弾として、2013年9月のフランクフルトモーターショー13では、「Jean Bugatti」仕様を発表した。

さらに2013年11月、ドバイモーターショー13では、第三弾の「Meo Costantini」仕様を初公開。そして2014年3月、ジュネーブモーターショー14では、第四弾のレンブラント・エディションを発表している。

北京モーターショー14でワールドプレミアされるのは、この「伝説」シリーズの第五弾。ブラック・ベスの名前が刻まれた。ブラック・ベスとは1913年に生産された『タイプ18』のうちの1台の通称名に由来。タイプ18は、7台のうちの1台が、ローラン・ギャロス氏のために製作され、5.0リットル直列4気筒エンジンを搭載。最大出力100ps以上を発生し、最高速160km/hを誇った。公道を走行できる最初のスーパーカーの1台として、歴史に名を残す。

ヴェイロン16.4グランスポーツ VITESSEのブラック・ベス仕様では、ボディカラーを特別なカーボンブラックで塗装し、ゴールドのアクセントを添えた。フロントグリル周りやエンブレムなど、車体の部品のいくつかは24金仕上げ。インテリアはボディカラーに合わせて、明るいベージュ系レザーでコーディネート。ドアトリムやセンターコンソールは、タイプ18のイラスト入り。

パワートレインに変更はない。4個のターボチャージャーで過給される8.0リットルW16気筒ガソリンエンジンは、最大出力1200ps、最大トルク153kgmを発生。0‐100km/h加速は2.6秒、最高速は408.84km/hと、世界最高峰のパフォーマンスを実現する。

《森脇稔》

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