トヨタマーケティングジャパンは、トヨタ『86』を軸に、スポーツカーカルチャーを創出・醸成するための様々な施策を行っており、特に“86S(ハチロックス)”好評だ。
86Sは、スポーツカーを愛する人々が特定の場所に集まり、ともにクルマを走らせ、クルマについて語り、共有出来る場を指す。今年の戦略は、“SUPER 86S YEAR”とし、トヨタ開催の86S以外に、ファンが開催地を決める86S、ファンが開催する86Sの3つを軸に展開していくという。
ファンが開催地を決める86Sは新しい試みだ。トヨタマーケティングジャパンマーケティング戦略局スポーツカーカルチャーグループの喜馬克治氏によると、「今年は“峠セレクションNo1”を皆の地域で、地元誘致型で選ぼうと展開した」という。
その結果、例年以上の投票があり、「応募数3,000票以上、前年比120%だった」と述べ、伊勢志摩スカイラインがトップとなった。
現在この周辺で86Sを開催するために、現地と交渉中だ。「伊勢志摩スカイラインの周辺という約束をしているものに関しては、完遂したいと思っており、今年秋の開催を予定している。ただし、スタイルに関しては、これまでの峠貸切りというものではなく、多様性を持たせ、現地で最大限楽しんでもらえるスタイルを考えようと思っている」と語った。