トヨタ自動車は4月9日、『マークX』などのステアリングに取付けられている電気配線に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、『マークX』『RAV4』『ヴァンガード』の3車種で、2004年10月8日~2010年3月31日に製造された計14万6678台。
ステアリングに取付けられている電気配線(スパイラルケーブル)において、ガイドの形状および位置が不適切なため、当該配線のうちエアバッグ用配線の部分とガイド端部が点接触しているものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けるとエアバッグ用配線が摩耗し、最悪の場合、当該配線が断線することでエアバッグ警告灯が点灯し、衝突時に運転者席用エアバッグが動作しなくなるおそれがある。
全車両、スパイラルケーブルを対策品と交換する。
不具合は80件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。