ホンダの海外向け高級車ブランド、アキュラ。同ブランドが米国高級車市場において、28年連続で「ある理由」によりナンバーワンを維持。今後もその地位は、揺るぎないとの自信を示している。
これは4月1日、アキュラが発表したもの。アウディやBMW、メルセデスベンツ、レクサスを抑えて、アキュラが28年連続で第一位に輝いた。それは、販売台数やブランドイメージではない。
アキュラによると、高級車ブランドの名前をアルファベット順に並べた際、必ずアキュラ(ACURA)が最初に位置。これは1986年3月のアキュラ立ち上げ以来、一貫して変わっていないという。
ただし、アキュラがその地位を脅かされそうになった時期が、過去にあった。それは1990年代、マツダが北米向け高級車ブランドとして、「アマティ」(AMATI)を計画していた時だ。ところが、バブル経済崩壊により、アマティ計画は白紙に戻され、現実になることはなかった。
アキュラブランドのマイク・アカビッティ上級副社長は、「アキュラは今後も、この地位を維持するだろう。例えば、Abalone、Aardvarkを名乗るようなブランドが登場すれば、話は別だが…」と自信たっぷりにコメントしている。