欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループに属し、スペインに本拠を置く自動車メーカー、セアト。同社が、SUV市場に参入することを決定した。
これは3月26日、スペインで開催された年次決算発表の場において、セアトのユルゲン・スタックマン取締役会会長が明らかにしたもの。同会長は、「セアトは新しい分野に進出する。それは世界で急成長中のSUVセグメントだ」と宣言している。
セアトにとって、初となるSUV。現時点では、公表されている情報は少ない。ボディサイズは小型のSUVとなり、今後2年をかけてデザインや開発を進め、2016年の発売を目指す。
なお、新型SUVの開発は、セアトのスペイン・マートレルのテクニカルセンターが担当。今回のSUV市場参入の決定は、フォルクスワーゲングループのセアトに対するコミットメントの明確なサインだという。
ユルゲン・スタックマン取締役会会長は、「SUVはセアトの将来戦略の重要な柱。セアトに持続的な収益をもたらす大きなステップになる」とコメントしている。