三菱は、24日から開催中のバンコクモーターショー14において、『アウトランダーPHEV』アジアクロスカントリーラリーカーを参考出展した。
同車は、昨年8月にタイ~ラオスで開催された「アジアクロスカントリーラリー2013」に唯一のプラグインハイブリッド車として参戦。山岳路、密林地帯、泥濘路、川渡りなど含む、約2000kmの過酷なコースで完走を果たしている。プレスカンファレンスでは、環境性能はもちろんのこと、ツインモーター4WDやS-AWCなど搭載する最新技術も紹介された。
一方、ステージ上には『パジェロ スポーツ』2014年モデルも据えられた。2.5リットルのディーゼルエンジンを搭載する7人乗りSUVで、ライフスタイルに合わせた2WDと、より安全で快適な4WD、2つのラインアップを用意。「Step Up In Liffe」をコンセプトとし、内外装の質感を高めている。価格は139万7000バーツ(約439万円)だ。
タイ国内では乗用車・商用車共にシェア4位の三菱。エコカー優遇税制に対応した『ミラージュ』『アトラージュ』など小型車の販売台数も伸ばしているが、今回はSUVやピックアップ(『トライトン』)を前面に押し出した出展内容となった。
ミツビシ ・ モーターズ ・ タイランド社長の植木将彦氏は、アウトランダーPHEVについて、「タイを始めASEANではまだEVインフラが整っていない。今すぐに導入を、というわけではないが、環境に優しくSUVとしての耐久性を持つクルマとして認知度を上げていきたい」と話した。