ホンダの海外向け高級車ブランド、アキュラは3月19日、米国で4月に開催されるニューヨークモーターショー14において、『TLX』の市販モデルを初公開すると発表した。
アキュラは2014年1月、デトロイトモーターショー14に『TLXプロトタイプ』を出品。ニューヨークモーターショー14では、その市販版のTLXがデビューを果たす。
アキュラTLXは、アキュラブランドのミドルセダン、『TL』の後継車。すでにアキュラは、最上級サルーンの『RL』(日本名:ホンダ『レジェンド』)を、モデルチェンジを機に、『RLX』に車名変更。これと同じネーミング手法で、アキュラTLはアキュラTLXに生まれ変わる。
搭載エンジンは、2種類の新開発直噴ガソリン。2.4リットル直列4気筒「i-VTEC」は、新開発の8速デュアルクラッチトランスミッションと組み合わせる。3.5リットルV型6気筒「VTEC」は、新開発の9速ATとの組み合わせ。3.5リットル仕様には、4WDの「SH-AWD」を設定。FF仕様には、次世代の4WSシステム、「P-AWS」が採用される。
静粛性をとくに重視しており、アクティブノイズコントロールの採用や各部の入念な作り込みにより、あらゆる走行状態で、ノイズを低減。また、CMBSと呼ばれる自動ブレーキや衝突警告、車線逸脱警告、レーン維持アシスト、アクティブクルーズコントロールなど、先進の安全装備が用意される。
なお現時点でアキュラは、TLXの市販版の写真を公表していない。基本デザインは、TLXプロトタイプと変わらないと見られる。