フランスの自動車大手、ルノーは3月18日、新型『トラフィック』を欧州で発表した。
トラフィックは、ルノーの主力LCV(小型商用車)のひとつ。1980年の初代登場以来、過去34年間の販売台数は、初代と2代目を合わせて、累計160万台以上に到達。ルノーは1998年以来、欧州LCV市場において、シェア1位を占めている。
3世代目となる新型も引き続き、米国の自動車大手、GMの欧州部門のオペル/ボクスホールと共同開発。LCVに求められる機能性や快適性を、高いレベルで追求した。新型は、世界50か国に投入されるグローバルLCVとなる。
フロントマスクには、ルノーの最新デザイン言語を導入。幅広いニーズに応えるために、新型トラフィックには豊富なバリエーションを用意。全長と全高は2タイプあり、デリバリーバン、クルーキャブ、プラットホームキャブ、ミニバスなど、組み合わせは270パターンに上る。
搭載エンジンは、ルノーが新開発した1.6リットル直列4気筒ターボディーゼル「dCi」。シングルターボとツインターボが設定される。ツインターボでは、欧州複合モード燃費16.6km/リットルの優れた環境性能を実現している。