イタリアの自動車大手、フィアット傘下のアルファロメオが2013年9月、欧州で発売した新型スポーツカー、『4C』。同車が、世界最高峰のツーリングカーレースの公式セーフティカーとして、採用されることが分かった。
これは3月13日、アルファロメオが明らかにしたもの。「アルファロメオ4Cが2014年シーズン、WTCC(世界ツーリングカー選手権)の欧州ラウンドにおける公式セーフティカーに指名された」と発表している。
アルファロメオ4Cは、小型軽量なミッドシップスポーツカー。排気量1750ccの直列4気筒直噴ガソリンターボエンジンは、最大出力240ps、最大トルク35.7kgmを発生する。車両重量は895kg。トランスミッションは、TCTと呼ばれるデュアルクラッチで、0-100km/h加速は4.5秒、最高速は250km/hの実力。
セーフティカー仕様のアルファロメオ4Cは、赤いボディカラーを基本に、ルーフをブラックで仕上げた。ボンネットやボディサイドには、チェッカーフラッグをモチーフにしたアクセントが添えられる。
アルファロメオ4Cのセーフティカーは4月12-13日、モロッコのマラケシュ市街地サーキットで行われるWTCCで、デビューを果たす予定だ。