ドイツの自動車大手で、高級車のメルセデスベンツを擁するダイムラーは3月14日、外国企業としては初めて、中国で社債を発行した。
社債発行は、急成長中の中国事業において、資金の調達を強化するのが狙い。ダイムラーは元建てで、総額5億元(約82億円)の社債を発行。中国の投資家に向けて販売している。
この社債は、1年で償還されるもの。社債発行には、中国銀行と政府が協力した。
ダイムラーのボド・ユッバーCFO(最高財務責任者)は、「中国当局と協力し、今回の社債発行が実現したのは喜ばしい出来事。これは国際基準を満たすものだ」とコメント。
さらに、同CFOは、「ダイムラーは中国における外国企業の社債発行のパイオニアとなった。同時に中国の資本市場の門戸を、海外へ開くことに貢献した」と述べている。