2月のポルシェ世界販売 5.8%増…ボクスター/ケイマンは60%の大幅増

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ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェは3月12日、2月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は1万1061台。前年同月比は5.8%増と、引き続きプラスを保つ。

市場別実績は、信用不安の欧州が回復。欧州では2月、3332台を販売。前年同月比は14.1%増と、2か月ぶりに前年実績を上回った。このうち、地元ドイツは1456台を販売し、前年同月比は12.9%増と2桁の伸びを維持。6か月連続で前年実績を超えている。

また、米国は前年同月比15.2%増の3232台と、2か月ぶりに増加。単一国としては、2か月ぶりに中国を上回り、最量販市場となった。その中国の2月実績は、2387台。前年同月比は11.2%減と、マイナスに転じた。中国を含めたアジア太平洋/アフリカ/中東でも、6%減の4049台にとどまった。

2月実績を車種別で見ると、『ボクスター』と『ケイマン』が、合計で約1700台を販売し、前年同月比は60%の大幅増。『パナメーラ』も8%増の約2000台と好調。

ポルシェの2014年1-2月世界新車販売は、前年同期比3.4%増の2万3286台。同社のベルンハルト・マイヤー営業&マーケティング担当取締役は、「2月は世界中で、前年実績を上回った。これはポルシェの多くの魅力的ラインナップが、高水準の価値を提供している証」と述べている。

《森脇稔》

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