三菱自動車の米国法人、三菱モータースノースアメリカは3月3日、2月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は5977台。前年同月比は1.2%減と、5か月ぶりに前年実績を下回った。
5977台の内訳は、乗用車が前年同月比18.7%減の2423台と、引き続き減少。これは、セダン系の車種整理を進めたのが要因だ。一方、SUVなどのライトトラック系は、前年同月比15.7%増の3554台と、好調が持続する。
SUVでは、2010年10月に米国市場で発売した『アウトランダースポーツ』(日本名:『RVR』)が引き続き人気。2月は三菱の米国販売全体の約4割にあたる2348台を販売した。
この台数は、同車の2月実績としては、過去最高の数字。前年同月比は42.8%の大幅増となった。アウトランダースポーツは2012年7月から、米国イリノイ工場での現地生産に切り替え、需要増に対応している。
また、新型を2013年6月に投入した『アウトランダー』は2月、前年同月比5.5%増と堅調。2013年秋に米国市場に投入した新型『ミラージュ』は、2月に1116台を販売した。
2014年1-2月の三菱自動車の米国新車販売台数は、前年同期比1.3%増の1万0844台。三菱モータースノースアメリカのドン・スウェアリジェン営業担当取締役は、「2月の営業チームと販売店の努力は喜ばしい限り。魅力的なインセンティブと広告を展開する3月は、大いに期待できる」と語っている。