日野自動車は3月11日、『プロフィア』のABSコントロールバルブブラケットに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、『プロフィア』1車種で、2010年6月9日~2013年7月12日に製造された計3743台。
前軸にスプリングブレーキチャンバを装着した大型トラックにおいて、ABSコントロールバルブのブラケットの形状が不適切なため、前軸右輪のスプリングブレーキチャンバーとABSコントロールバルブのカバーの間隙が少ない。そのため、積車状態で右輪のみが大きな段差を走行した際に、当該部品が干渉し、ブレーキチャンバーが破損することがあり、最悪の場合、エアが漏れ、走行中に駐車ブレーキが作動し走行できなくなるおそれがある。
全車両、前軸右側のABSコントロールバルブのブラケットを対策品に交換する。また、スプリングブレーキチャンバーとABSコントロールバルブのカバーに干渉痕があった場合、当該部品を新品に交換する。
不具合は6件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。