太田昭宏国土交通大臣は3月7日の閣議後会見で、JR北海道のトップ人事について「利用者、国民から信頼される輸送機関として再生できるよう、全力を尽くしてほしい」と述べた。
太田国交相は、人事がこのタイミングとなったことについて「新しい事業年度が始まるときに、社長と会長を一新し、新たな体制で抜本的な安全対策を策定し、確実に実施し、新生JR北海道としてスタートを切ってもらうことにした」と述べた。
JR北海道の企業風土も問題視されている点については「最も重要なことは、長年の企業風土の改善だ。鉄道事業の安全技術分野で豊富な経験を持つ会長とJR北海道社内を十分承知している社長に力を発揮してほしい」などと期待感を示した。