マツダの中国現地法人は3月4日、2月の中国における新車販売の結果を公表した。総販売台数は9849台。前年同月比は5.6%減と、マイナスに転じた。
マツダの2月販売が落ち込んだのは、大型休暇の春節が要因。1月実績は1月末からの春節前に、納車を望む顧客が多かったため、前年同月比が45.7%増と大きく伸びた。その反動で、2月は減少に転じる。
マツダの中国合弁には、第一汽車との合弁の一汽マツダと、長安汽車との合弁の長安マツダの2社がある。1-2月実績は、一汽マツダが前年同期比8.6%増の2万2441台。長安マツダは72%増の1万5200台。長安マツダの方が、伸び率が大きい。
マツダの2014年1‐2月中国新車販売は、前年同期比27.6%増の3万7641台と、大きく増加。マツダの渡辺宣彦 中国事業本部長は、「1-2月実績には大変喜んでいる。今後は新型3車種の投入を含めた商品ラインナップの充実、ディーラーネットワークの強化などで、引き続き中国でのブランドの魅力を高めていく」と述べている。
マツダは2014年、中国市場において、新型『アテンザ』、『CX-7』、新型『アクセラ』の3車種を発売する予定。なお、新型アテンザの中国名は、現時点では公表されていない。