2日目の天候は曇り。途中わずかに雨がパラつくこともあったが、午前と午後それぞれ約2時間の走行セッションは基本的にドライコンディションのもとで実施された。午後5時前後、最終盤のアタック合戦を制するかたちになったのはデュバル(#8 KYGNUS SUNOCO Team LeMans/トヨタ)。同じWECアウディ戦士のアンドレ・ロッテラー(#36 PETRONAS TEAM TOM’S/トヨタ)を0.011秒差で下しての“勝利”に、「今日はレースじゃないけどね」と言いながらも満足げだ。
トヨタ対ホンダというエンジン対決面では、トヨタ優勢のまま2日目も推移した。2日目の午前と午後の総合3番手タイムは中嶋一貴(#37 PETRONAS TEAM TOM’S)で、4位が近藤真彦監督率いるKONDO RACINGのジョームス・ロシター(#3)、5位に平川亮(#7 KYGNUS SUNOCO Team LeMans)と続き、10位までをトヨタ勢が占拠。ホンダ最上位は11位の塚越広大(#10 HP REAL RACING)だった。開幕に向けてホンダ勢の巻き返しが期待されるところである。