2月5日から「第12回オートエキスポ2014」(デリーモーターショー14)がインドで開幕した。
今回は開催時期がデトロイトモータショーと重なるのを避けるため、これまでの1月から2月に変更。会場もニューデリーから車で40分ほど離れたグレーター・ノイダのインディアエキスポマートに移し、前回よりも広いスペースを確保したという。国内の重要な位置付けを担う自動車市場。モーターショーに対してもインド自動車工業会(SIAM)の配慮が見られる。
プレスデー初日にはトヨタやホンダなど日系メーカーや、販売攻勢をかける欧米メーカー、地元タタやマヒンドラ・マヒンドラなどによる31のプレスカンファレンスが行われる。
マルチ・スズキは、セダンモデルの方向性を示唆する『Concept CIAZ』と新型コンパクトクロスオーバー『SX4 S-CROSS』を初公開した。
フォードは3日に発表した『フィーゴ コンセプト』を、タタも新型車『ゼスト』と『ボルト』をブースのメインに据える。
ルノーはデザイン戦略「サイクル・オブ・ライフ」に沿った『KWID』をワールドプレミアした。
ホンダはクロスオーバーのスタディモデル『ホンダ ビジョン XS-1』を、ダットサンは新型コンセプトカーを世界初公開するとみられる。
国内販売台数が前年比9.6%減と陰りを見せるインド市場。各メーカーは小型車や低価格車の投入で、需要喚起をはかる。国民の関心を集めるのはどのモデルか。会期は2月11日までの一週間だ。