1月の米国新車販売、3.1%減…日産がホンダに1000台差まで急接近

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民間調査会社のオートデータ社は2月3日、2014年1月の米国新車販売の結果をまとめた。総販売台数は101万2582台。前年同月比は3.1%減と、4か月ぶりに前年実績を下回った。

米国ビッグ3では、首位のGMが17万1486台を販売。前年同月比は11.9%減と、2か月連続で前年実績を下回った。シボレーブランドの主力中型セダン、『マリブ』が、25.3%減の1万1822台と5か月ぶりに減少。主力の大型ピックアップトラックの『シルバラード』も、前年同月比18.4%減の2万8926台と、2か月連続で前年実績を下回る。

トヨタを上回り、5か月連続で2位のフォードモーターは、15万3494台を販売。前年同月比は7.5%減と、18か月ぶりの前年実績割れ。主力SUVの『エスケープ』が、2.4%減の1万9458台と後退。主力中型セダンの『フュージョン』も、7.5%減の2万0717台と、6か月ぶりに落ち込む。ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』も、0.7%減の4万6536台と失速。

クライスラーグループは、ホンダを上回り5か月連続の4位。その販売台数は12万7183台で、前年同月比は8%増と46か月連続のプラスを維持した。大型ピックアップトラックの『ラム』が、22%増の2万5071台と引き続き好調。クライスラーブランドでは、主力セダンの『200』が、23%増の1万0912台と好調だった。

日本メーカーのビッグ3では、3位のトヨタが、14万6365台を販売。前年同月比は7.2%減と、2か月連続で前年実績を下回った。ベストセラー乗用車の『カムリ』は、26.9%減の2万3332台と、2か月連続で減少。新型『カローラ』も4.5%減の2万2753台と、3か月連続のマイナスだった。新型『RAV4』は1万6880台を販売し、前年同月比は45.4%増と、大幅増を維持する。

5位のホンダは、9万1631台を販売。前年同月比は2.1%減と、2か月ぶりに前年実績を下回る。主力車の中では、『アコード』が13.9%減の2万0604台と、3か月ぶりに減少。『CR‐V』は1万8232台を売り上げ、前年同月比は2.4%増と、4か月連続で前年実績を上回った。『シビック』は2万1824台にとどまり、前年同月比は0.3%減と、3か月連続で減少。

日産は、引き続き6位。その販売台数は5位のホンダに約1000台差まで迫る9万0470台で、前年同月比は11.8%増と、4か月連続の前年実績超え。主力の『アルティマ』が2万2515台を販売。前年同月比は4.9%増と、3か月連続で前年実績を上回る。『セントラ』は、1.6%増の9127台と堅調。2013年12月にモデルチェンジした主力SUV、新型『ローグ』は1万3831台を売り上げ、前年同月比は54.5%増と大きく伸びている。

《森脇稔》

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