最先端の物流に触れる…ヤマト、巨大物流施設「羽田クロノゲート」の見学コース公開

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羽田クロノゲート、環状8号線沿いにあるが、あまりにも巨大なので、道路から眺められるのは一部施設のみ。
  • 羽田クロノゲート、環状8号線沿いにあるが、あまりにも巨大なので、道路から眺められるのは一部施設のみ。
  • 見学コースに入ってすぐのところにあるのは、ヤマトグループの歴史を紹介する「100 THANKS」のコーナー。
  • クロネコマークは1957年から使用。社員の子供が書いたイラストがそもそもの発端。
  • 不在連絡票の切り込み。視覚障害者対策がメインだが、実はネコの耳をモチーフにしているという。
  • 見学コースのメインはコリドー(回廊)、荷物が流れていく様子をガラス越しに眺め見ることができる。
  • 肝となるのはこの「クロスベルトソーター」というもの。1枚のパネルに対し、1個の荷物が載るようになっている。
  • バーコードを読み取った後の荷物が搬送されてくる。
  • スピードを調整し、必ずパネル1枚に対して1個のルールが守られる。

ヤマトホールディングスは27日、昨年10月から稼働を開始した同社の巨大物流ターミナル「羽田クロノゲート」内に設置する見学コースを報道機関向けに公開した。2月からは一般の見学者も受け入れる。

羽田クロノゲートは、同社が東京都大田区内の羽田空港隣接エリアに建設。昨年10月から稼働を開始している。クロノゲートという名称は、ギリシア神話で時間を司る神「クロノス」と、門や出入口を表す「ゲートウェイ」を組み合わせたもの。宅急便などの貨物仕分けを行う物流拠点のほか、同社のグループ企業による付加価値事業の拠点としても使われている。

同社と、グループ企業の業務を紹介することを目的として、設計段階から施設見学専用コースを組み込んだことが特長。2月4日からは一般を対象とした公開を開始する予定となっていて、同社Webサイトでの見学の事前予約はすでに始まっている。

見学コースでは、自動化された荷物の仕分け作業や、荷物がベルトコンベアによって搬送されていく様子を間近で眺めることができるほか、2019年に創業100年を迎える同社が目指す物流の未来である「バリュー・ネットワーキング」構想を、楽しみながら学ぶことができるようになっている。

見学は前日までの事前予約が必要だが、料金は無料。20人以上の団体はWebサイトではなく、電話での予約が必要となる。個人だけではなく、法人や海外からの見学者にも対応しているという。

《石田真一》

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