川崎重工グループのKCM、特定特殊自動車排出ガス2011年基準を達成した新型ホイールローダ2機種を発売

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川崎重工業グループのKCMは、特定特殊自動車排出ガス2011年基準に対応した新型ホイールローダ『Z7シリーズ』の新機種『62Z7』、『67Z7』の2機種を2月1日から販売開始すると発表した。

今回発売する新型ホイールローダは、62Z7がパケット容量2.3立方メートル、67Z7が2.5立方メートルで、川崎重工と日立建機が共同開発したモデル。現行モデルの特長を踏襲しながら安全性、経済性、作業性能、外観、オペレータの快適性など、ホイールローダに求められる点を全面的に見直し、ユーザーニーズに対応した。

同車は、新たにエンジンに搭載したマフラフィルタ、排気ガス再循環装置(EGR)、可変容量ターボ(VGT)を細かく制御し、排出ガス中に含まれる大気汚染原因物質である窒素酸化物(NOx)と粒子状物質(PM)の排出量を従来機と比べ大幅に削減し、国土交通省が定める特定特殊自動車排出ガス2011年基準に適合する。

排出ガス規制は、北米のInterimTier4、欧州のステージIIIBにも対応。

また、新たに採用したHSTモータ・ポンプにより、エンジン回転数に関係なくけん引力と、車速を変化させることができるため、掘削・運搬・積込みの各作業性能、作業効率を大幅に向上した。傾斜昇降ラダーの採用、キャブドアの改良、ハンドレールの最適化を行い、乗降時の安全性向上も図ったほか、オペレータの居住空間を拡大し、気密性を高めた新型キャブを搭載した。

また、各種センサが機械の動きを瞬時に判断し、エンジン回転数とHSTポンプ・モータを最適な状態に制御する「アクティブHSTコントロールシステム」を採用することで、作業中の油圧エネルギーロスを低減して従来機種より約5~10%の燃費低減を実現した。

価格は62Z7が1940万円(税別)、67Z7が2190万円(税別)で、両機種合計で年間150台の販売を計画している。

《レスポンス編集部》

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