JR九州、各地で「D&S」運転…春の臨時列車

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JR九州は1月24日、3月から6月にかけて運転する春の臨時列車の概要を発表した。ゴールデンウィーク(4月25日~5月6日)を中心に新幹線や在来線特急の増発を行う。

山陽・九州新幹線では、新大阪~鹿児島中央間を結ぶ『みずほ』を122本増発。『さくら』も新大阪~鹿児島中央間で34本、博多~鹿児島中央間で160本、博多~熊本間で2本、それぞれ増発する。『つばめ』は博多~熊本間で51本増発する。

在来線特急は、日豊本線『ソニック』『にちりん』を小倉~大分間で8本増発。長崎本線・佐世保線方面では『かもめ』を博多~長崎間で84本、博多~佐賀間で33本増発する。博多~ハウステンボス間を結ぶ『ハウステンボス』は平日5往復運転し、土曜・休日は最大10往復運転する。また、佐世保発博多行きの『九十九島みどり』も運転する。

このほか、同社が「デザインと物語のある列車」と位置づけている観光列車「D&S列車」も、土曜・休日やゴールデンウィークなどを中心に各地で運転される。熊本~三角間の鹿児島本線・三角線(あまくさみすみ線)では、特急『A列車で行こう』を運転。運転日の本数は3往復で、三角駅(三角港)では三角~松島~本渡間を結ぶ天草宝島ラインの高速船『シークルーズ』と接続。天草諸島観光の利便性向上を図る。

「D&S列車」は他にも、豊肥本線熊本~宮地間の特急『あそぼーい!』、鹿児島本線・肥薩線の熊本~人吉間を結ぶSL列車『SL人吉』、肥薩線人吉~吉松間の『いさぶろう』『しんぺい』、肥薩線・日豊本線の吉松~鹿児島中央間を結ぶ特急『はやとの風』、指宿枕崎線鹿児島中央~指宿間の特急『指宿のたまて箱』、日南線方面の宮崎~南郷間を結ぶ特急『海幸山幸』などが運転される。

《草町義和》

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