川崎重工業は、岡山市から「川崎式BK117C-2型ヘリコプター」を受注したと発表した。既存の消防ヘリコプターの更新機として岡山市消防局警防課航空隊に配備される予定。
川崎重工のC-2型消防・防災ヘリコプターとしては10機目の受注となる。
川崎式BK117は、川崎重工と欧州のヘリコプターメーカーのエアバス・ヘリコプターズが共同開発したヘリコプターで、物資・人員輸送、消防・防災、警察、ドクターヘリ、報道など多用途に活用される中型双発機。
BK117は、機体後部に大きなクラムシェル・ドア(観音開きドア)を備え、担架などの資機材の搬出入が容易。また、広いキャビンスペース、コンパクトなボディ、機動性の良さなどが高く評価され、消防・防災用と、救急医療用機として全世界で使用されている。
BK117は、国産ヘリコプターとして1983年の初号機納入以来改良を重ねており、川崎重工納入分で累計162機、エアバス・ヘリコプターズ納入分を合わせると全世界で1000機以上の納入実績を持つベストセラー機。