【フォード フィエスタ 試乗】トルクフルな走りと華のある佇まい…岡本幸一郎

試乗記 輸入車
フォード・フィエスタ「1.0 EcoBoost」
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10年前に一世代前の『フィエスタ』に初めて乗ったときも、見た目は地味ながら、走りの仕上がりが素晴らしいことに驚かされた。予想をはるかに超えていたのだ。当時の『フォーカス』や『モンデオ』に乗っても同様に感じた。

そんな欧州フォードが日本市場から身を引いたことを残念に思っていたところ、最近、復帰しはじめていることを喜ばしく思っている。

最新のフィエスタも期待どおりの完成度だ。走りの印象をひとことで表現すると、“骨太”という表現がピッタリはまりそう。しかも今度のフォーカスは、昔と違って見た目にも華がある。エクステリアはいうまでもなく、インテリアもチャレンジングで興味深い。

エコブーストエンジンには、これまでも2リットルと1.6リットルに乗ったことがあり、排気量のわりにトルクが太いことが印象的だったが、フィエスタも1リットルとは思えないほど低速トルクが出ている。エコブーストは、どの排気量もトルクフルである点で共通している。

惜しいのは、ウインカーレバーが左側にある点と、収まりのよいカーナビが選べないことだ。日本に導入されるのはフォーカス同様に1グレードのみという割り切り。229万円という車両価格は、一見このクラスのクルマとしては割高なように感じるが、装備がかなり充実しているので納得できる。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★

岡本幸一郎|モータージャーナリスト
1968年 富山県生まれ。学習院大学を卒業後、自動車情報ビデオマガジンの制作や自動車専門誌の編集に携わったのち、フリーランスのモータージャーナリストとして独立。カテゴリーを問わず幅広く市販車の最新事情を網羅するとともに、これまでプライベートでもスポーツカーと高級サルーンを中心に25台の愛車を乗り継いできた経験を活かし、ユーザー目線に立った視点をモットーに鋭意執筆活動中。日本自動車ジャーナリスト協会会員。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

《岡本幸一郎》

岡本幸一郎

1968年、富山県生まれ。学習院大学を卒業後、自動車情報映像の制作や自動車専門誌の編集に携わったのち、フリーランスのモータージャーナリストとして活動。幅広く市販車の最新事情を網羅するとともに、これまでプライベートでもスポーツカーと高級セダンを中心に25台の愛車を乗り継いできた経験を活かし、ユーザー目線に立った視点をモットーに多方面に鋭意執筆中。日本自動車ジャーナリスト協会会員。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

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