日産自動車は新型『ティアナ』を2月5日に発売すると発表した。日産の片桐隆夫副社長は1月20日に横浜市にある本社で開いた発表会で、「新型ティアナはひとことでいうと、世界で鍛えられた本物のセダン」と述べた。
片桐副社長は「米国や中国といった競争厳しい世界の市場でセダンのトップブランドとして確固たる地位を確立するために徹底的に鍛え上げられてきた。その結果、当社のFFセダンの最高峰と呼ぶにふさわしい商品ができあがった」と強調。
その上で、「当社のセダンにお乗り頂いている多くのお客様、そして他社セダンやセダン以外のお客様にも自信を持ってお勧めできるセダンであると思う」と語った。
さらに「日本のセダン市場は成熟しているが、その分、お客様は本物を求めている。快適性と余裕のある走り、それらを高次元で両立した新型ティアナは、そんな目の肥えたお客様に必ずやご満足頂けると確信している」とも話した。
また「ティアナは初代から一貫して快適性をキーワードにしてコミュニケーションしてきた。今回の3代目ではティアナ クルーズというコンセプトを掲げて、快適性のDNAを大切にしながらも走行性能にもこだわった」と明かした。
具体的には「新型ティアナのエクステリアではダイナミックでワイドスタンスなボディデザインを加えて躍動感のあるデザインとした。室内空間にもさまざまな工夫を凝らし、オットマンシートを始めとする快適装備を多数取り入れている。また新開発のサスペンションや、大きく改良されたエンジン、新開発のエクストロニックCVTなどにより走る楽しさも存分に味わって頂ける」と説明した。