【フォード フィエスタ 試乗】ワインディングも安心な動力性能と抜群のシート…津々見友彦

試乗記 輸入車
フォード・フィエスタ「1.0 Ecoboost」
  • フォード・フィエスタ「1.0 Ecoboost」
  • フォード・フィエスタ「1.0 EcoBoost」
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久方ぶりに日本へ再導入されたのがフォードのエントリーモデル、『フィエスタ』だ。一昨年にマイナーチェンジされ、「キネティック(躍動的)デザイン」と呼ばれる独特のアグレッシブでお洒落なスタイリングとなり、魅力度一杯な5ドアハッチ。とにかく、カッコイイ。

デザインが良いのはエクステリアだけではなく、インテリアも同じ。変形5角形型のメーターナセルとアナログメーターが精悍だ。ダッシュボード上部のウレタン表皮もスポーティでまた質感も良い。センターコンソール部分のメタル調のパネルのデザインもいいし、セレクターレバー周りのピアノブラックのパネル美しい。質感とリッチ感を巧みに表現している。

コクピットに入りフロントシートに座ると、フィット感の良さに驚く。ピタリと背中が身体に添ってくれ、腰のホールド感も良い。これなら長距離も疲れにくいだろう。リヤシートも同様、背中の形状と剛性感がよく疲れにくい。さすがヨーロッパ、しかもドイツで生産されたクルマだけある。もっとも後席は特に広くはなく、膝のゆとりも20センチ、ヘッドルームも10センチ強だが、シートの良さで満足してしまう。

エンジンは1リットル3気筒の直噴ターボ。最新のダウンサイジングコンセプトだ。バイブレーションも無く、低回転からのトルクがあるので、ちょっとアクセルを踏込むだけで、スーッと加速するストレスのない設定は小気味良い。1500回転から十分にトルクを出し、市街地の低速走行も気持ちよく走れる。勿論、引っ張った高速走行も得意だ。600回転でも心地好く回りストレスがない。

0-400の発進加速は17秒台の雰囲気。まず、不満のない動力性能だ。本来は16秒台に入りそうな加速だが、実は、スタート直後が意外に大人しい。というのは6速のDCTミッションが発進をスムーズにしようと非常に丁寧にクラッチミートさせるのでスポーティな走りではやや不満。もっとも一旦走り出してしまえば快適なのだ。ミッションは自動的にシフトアップし、セレクターレバーのサムスイッチでもシフト可能だ。

フィエスタの特徴は、ハンドリングの良さ、パワステもナチュラル。ロックツーロック2.6回転はスポーティな設定だが、程よく重めで、必要以上にクイックな挙動ではない。それでいて安心してワインディングも楽しめる。多少ラフロードでは硬めにも感じるものの不満のない乗り心地だ。

結論は、お洒落で、スポーティ。エンジン透過音もよく抑えられアイドリングストップはないものの、17.7km/リットル(JC08モード燃費)と燃費も良い。229万円とコストパフォーマンスの高いお洒落なスポーティ5ドアハッチだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★


津々見 友彦│モータージャーナリスト
第1回日本GPに出場し、その後日産、トヨタ、いすゞのワークスドライバーとして活躍。現在は自動車雑誌、ラジオ、Car Worldなどに試乗記を書く。サーキット走りとパソコン大好き。今は自転車に凝る。
《津々見友彦》

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