1月16日に行われた「ダカール・ラリー2014」第11ステージ、ホアン・バレダ選手(チームHRC)は、ステージ4位でフィニッシュ、総合2位の座をキープした。
前日の第10ステージを最速タイムで終えたバレダ選手は、スタート地点のアントファガスタを先頭で、この難関ステージに向かって走り出した。スタート地点から144kmのリエゾンを終え、605kmのスペシャルステージに勝負をかける。第11ステージには、固い路面、マウンテンコース、さらに砂地や砂丘など、120以上のルートが設定されている。
バレダ選手はステージ中盤、滑りやすくコントロールの難しいフェシフェシが広がる場所で転倒し、マシンのナビゲーションシステムにダメージを負ってしまう。ロードブックを失ったバレダ選手は、スペシャルステージのゴールまでほかのライダーを追走するしか手がなく、それまでの走りでかせいだ時間を失うこととなった。それでもこのステージを4位で終え、総合2位のポジションを維持している。
チームメイトのエルダー・ロドリゲス選手は、燃料タンクにトラブルが発生するまでは快調な走りを続けていた。そして、ステージ内の給油ポイントでトラブルに対処し、その後は順調に走行を続けた。時間的なロスを最小限に抑えることでステージを5位で終え、総合3位を争うポジションにとどまっている。