アウディジャパンが1月14日より発売を開始した、アウディ『A3セダン』は、“日本のコンパクトセダンマーケットへのアウディの回答”だという。
「A3は1996年から17年間で世界で約300万台販売され、アウディ『A4』と並ぶ基幹車種だ。そのA3に初めてセダンを投入する」と話すのは、同社代表取締役社長の大喜多寛氏。
投入の狙いは2つあり、「ひとつはセダンの大型化により、コンパクトセダンがなくなってしまったので、コンパクトなセダンを求めるユーザーのニーズに対応したい」。もうひとつは、「日本の道路事情に合ったセダンを投入することによって、セダン市場を活性化する役割をアウディとして担い、日本のマーケットに出していきたいと思っている」と述べる。
大喜多氏は、「近年日本におけるセダンマーケットは縮小傾向にある。そこに、『A8』と比較しても遜色のないこだわった内外装のデザインや質感、クラスを超えた洗練されたコンパクトなプレミアムスポーツセダンを出すことによって、新しいユーザーを開拓していきたいと考えている」という。
「いわば、アウディからの日本のセダンマーケットへの回答だと考えてもらえればいいと思う」と大喜多氏。「我々は自信を持って日本のマーケットでこのセダンを販売し、セダンの良さをこのマーケットで、再度訴求をしていきたい」と語った。