AMAスーパークロス第2戦は1月11日にフェニックスのチェイス・フィールドに4万9834人のファン達を集めて開催され、450SXクラスの決勝では2013年シーズンチャンピオンのライアン・ビロポトが8人のライダーを抜き去り、今シーズン初勝利を飾った。
決勝レースのスタートではヨシムラ・スズキのジェイク・モスがホールショットを奪取し、トヨタ/ヤマハ/N-Fab/JGRMXのジャスティン・ブレイトンとレッドブルKTMのライアン・ダンジーがその後方に続くと共に、ビロポトは9番手という状況だった。
ブレイトンは第2コーナーの後でリードを奪い、ダンジーとバルシアがそれに続いた。バルシアはプッシュしてダンジーを交わし、ブレイトンを瞬間的に追い抜いたがヤマハのライダーは即座に反撃し、リードを取り戻した。そしてその間にダンジーが2番手のポジションを奪い返し、ブレイトン、ダンジー、ロクゼン、バルシア、ビロポト、スチュアートの6人のライダー達がわずか数秒間の差で争う大接戦となった。
第7ラップでバルシアとロクゼンが接触し、ロクゼンは転倒した。ビロポトはその直後にバルシアにプレッシャーを与え、3番手のポジションを奪い取る。そしてダンジーがブレイトンに迫ろうと機会を伺う間にビロポトは後方から近づき、第11ラップで2番手に浮上する。そして第13ラップにブレイトンを交わしてトップに立つと、そのままフィニッシュラインを横切って、450SXクラスでは初のフェニックスでの勝利を手にした。
「ジャスティン(ブレイトン)は凄いレースをした。僕は彼を称えなければならない。彼はレースをタフなものにした。自分の思うようなスタートができなかった。なぜならゲートが滑りやすかったからだ。だが僕は我慢強くなければならなかった。フェニックスのコースは本当に滑りやすくなったので、僕は時間をかけて自分の通り道がグリップすることを確認しなければならなかった」と勝利したビロポトは語った。
尚、モンスターエナジー・スーパークロス第3戦は、1月18日にアナハイムのエンジェルスタジアムに戻って開催される予定である。
450SXクラス第2戦結果
1. ライアン・ビロポト(カワサキ)
2. ジャスティン・ブレイトン(ヤマハ)
3. ライアン・ダンジー(KTM)
4. ジェームズ・スチュアート(スズキ)
5. ジャスティン・バルシア(ホンダ)
450SXクラスシーズン累積ポイント
1. ライアン・ビロポト(カワサキ) - 43
2. ライアン・ダンジー(KTM) - 42
3. ケン・ロクゼン(KTM) - 40
4. ジャスティン・ブレイトン(ヤマハ) - 37
5. チャド・リード(カワサキ) - 32