スズキ鈴木会長、軽自動車税増税「戦いがすべて終わったわけではない」

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スズキの鈴木修会長は12月24日に都内で開いた新車発表会の席上、2015年度から軽自動車税が増税されることについて「世論もへったくれもなしに決めた」と憤慨する一方で、「戦いがすべて終わって日が暮れたというわけでもない」との考えを示した。

鈴木会長は「軽課がどうなるかということだ。軽減税率の基準がまだ決まっていないし、燃費の基準も決まっていないので、戦いがすべて終わって日が暮れたというわけでもないということはいえるかもしれない」と述べた。

2014年度の税制改正大綱では15年度以降に軽の新車を購入した場合の軽自動車税は現行の7200円から1万800円に引き上げられることになった。その一方で、これまで軽自動車税には無かった環境性能に応じて税率を軽減する「軽課を検討する」ことが盛り込まれた。ただ具体的な軽減税率や燃費基準は決まっていない。

鈴木会長は今回の税制改正の決着に関して「世論もへったくれもなしに決めてしまう腕力を、初めて経験した」と痛烈に批判しながらも、「メンツや意地にかけても、軽の構成比は伸ばしたい」との意欲を示した。

《小松哲也》

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