PSA、中国東風汽車と資本提携交渉…GMの次なるパートナーに浮上

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東風プジョーシトロエンの中国第3工場で生産が開始されたシトロエンC‐Elysee
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米国の自動車最大手、GMは12月12日、保有するフランスの自動車大手、PSA(プジョー シトロエン)の全株式を売却し、資本提携を解消すると発表した。これを受けて、PSAが新たなパートナーとの提携を模索する動きに出ている。

これは12月12日、PSAが明らかにしたもの。同社は、「中国の東風汽車を含めた複数のパートナーとの間で、資本提携を含めて交渉中」と公表している。

東風汽車は、中国の自動車大手ビッグ3の一角。2012年、中国で年間307万8500台を販売した。2013年は1-10月の時点で、前年同期比11%増の282万台を販売。

また、東風汽車はPSAをはじめ、日産自動車やホンダと合弁会社を設立。各ブランドの中国向け車両を、現地生産している。東風汽車は、同じくフランスの自動車大手、ルノーとも、合弁会社を設立することで合意済み。

PSAは、東風汽車を含めた複数のパートナーとの提携交渉に関して、「交渉は初期段階であり、現時点では合意に達していない。今後も交渉の進捗状況について、情報を開示していく」とコメントしている。

《森脇稔》

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