【広州モーターショー13】日産 スカイライン 新型、20年ぶりの4気筒ガソリンエンジン設定…インフィニティQ50

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インフィニティQ50(新型日産スカイライン)
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日産自動車の海外向け高級車ブランド、インフィニティは11月21日、中国で開幕する広州モーターショー13において、『Q50』(日本名:新型日産『スカイライン』)の4気筒ガソリンエンジン車を初公開すると発表した。

従来、インフィニティQ50のパワートレイン(ガソリン系)は、3.7リットルV型6気筒と、3.5リットルV6ハイブリッドの2種類(日本向けの新型スカイラインはハイブリッドのみ)。追加設定される4気筒ガソリンエンジンは、ルノー日産とダイムラーの提携関係を生かして、メルセデスベンツ車にも搭載されるユニットだ。

注目の新4気筒ガソリンエンジンは、1991ccの排気量を備えた直噴ターボユニット。最大出力は214ps/5500rpm、最大トルクは32.6kgm/1250-3500rpmを発生する。このエンジンは、ピエゾインジェクターにより燃料噴射を最適化。排出ガス性能は欧州のユーロ5を満たす。

また、このエンジンは、メルセデスベンツの次期『Cクラス』にも搭載される見通し。インフィニティは、「ブランドのキャラクターに相応しいエンジンに仕上がるよう、日産のエンジニアチームがエンジンレスポンスなどの面でチューニングに取り組んだ」と説明。独自の味付けが行われることを示唆している。

インフィニティQ50の4気筒ガソリンエンジン車は、中国では2014年春に発売予定。その後、世界市場へ拡大展開する。現時点では日本への導入計画は公表されていないが、導入が実現すれば、日産スカイラインへの4気筒ガソリンエンジンの搭載は、8代目の「R32型」(1989-1993年)以来、20年ぶりとなる。

《森脇稔》

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