11月18~22日に掲載された[新聞ウォッチ]のまとめ記事です。今週は、広東モーターショーの開幕やソニーのエンタメ強化、自動車業界にリストラの寒風など多様なニュースが集まりました。
世界最大の自動車市場である中国で、電気自動車(EV)の投入遅れなどから日系メーカー各社が苦戦を強いられている中、広東省広州市では「広州国際汽車展覧会(広州モーターショー)」が開幕。広州モーターショーは2003年から始まり、今回で22回目だが、11月24日までの会期中、展示会場には500台以上の「新エネルギー車」を含めて国内外のメーカーが新モデルなど約1200台を出展しているという。

エンターテインメント業界の雄であるソニーグループが、ホンダとタッグを組んで自動車ビジネスへの本格参入を狙うなど、クルマを走る“エンタメ空間”にする動きがみられるが、その発想が新幹線などの鉄道業界にも飛び火しているようだ。

「企業の買収」は初期の交渉段階でメディアなどにすっぱ抜かれると「破談」になるケースも少なくない。そんなジンクスも言い伝えられる中で、エンターテインメント事業を成長の柱に据えるソニーグループが、アニメやゲームのヒット作などのコンテンツ(情報内容)を豊富に持つ出版大手のKADOKAWAの買収も視野に検討しているという。

修理の必要もない車両のボディに故意にゴルフボールで損傷させるなど、保険金を水増し請求していた中古車販売大手の旧ビッグモーターだが、その不正が疑われる事案が、最大8万件にものぼるというからビックリ仰天する。