日産自動車のカルロス・ゴーン社長は、コンセプトモデルのなかでも、とりわけEV(電気自動車)の「ブレードグライダー」に力点を置いて説明した。
EVの販売のペースは遅く、加速に向けて自ずと力が入ったという印象だった。
斬新なデザインの同モデルについてゴーン社長は、「型にはまらない、少々過激と言ってもよいコンセプトであり、当社のEVの可能性を予感させる」とし、担当のデザイナーやエンジニアを「クルマの構造の常識に挑戦した」と讃えた。
そのうえで、この3人乗りスポーツカーは「全席のほぼ360度の視界によって、あたかもレーシングカーに乗っているような錯覚を覚える。リーフとは、また違った可能性の提案であり、EVのもつ、長期的な可能性を体現している」とアピールした。