新型ルノー『ルーテシア ルノー・スポール(RS)』は、かつてアルピーヌ『A110』などを生産していたディエップ工場にて生産される。
この生産工場の特徴は樹脂部品の塗装にアドバンテージがあることだとは、ルノー・ジャポンマーケティング部商品・広報グループの近棟伸弘さんの弁。「アルピーヌはFRPボディだったことが要因だ」と話す。
通常の工場では、樹脂部品はサプライヤーが塗装し納品され、金属部分は自社工場で塗装し組み付けられる。しかし、ディエップ工場は同時に塗装することが可能なのだ。
その理由は、「FRPに対応できるわずか80度の塗装ブースがあるからだ(通常は150度ほど)。このメリットは金属面と樹脂面との色の差が少なく、色むらがなくなることだ」と語った。