イタリアの高級車メーカーで、フィアット傘下のマセラティは11月13日、トリノ郊外のアッヴ・ジョヴァンニ・アニェッリ工場の累計生産台数が、1万台に到達したと発表した。
同工場は、トリノ近郊のグルリアスコに立地。工場の名前のアッヴ・ジョヴァンニ・アニェッリとは、フィアット創業家に由来する。
アッヴ・ジョヴァンニ・アニェッリ工場は2013年1月30日、操業を開始。現在、マセラティの新型『クアトロポルテ』と新型『ギブリ』の2車種を生産している。累計生産1万台は、工場稼働からおよそ9か月で達成した。
同工場では現在、2シフト制を導入。1日あたりの生産台数は140台を数える。累計生産1万台の内訳は、新型クアトロポルテが約8200台。2013年7月末に生産が開始された新型ギブリは、約1800台となる。
マセラティは、「アッヴ・ジョヴァンニ・アニェッリ工場が目標としていた最初の1万台を超えた。生産台数は飛躍的に増加中」と説明している。