【ハイウェイテクノ13】安全かつ迅速に道路整備を行うための新兵器

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高速道路の走行を安全にするためには、路面の損傷などをできる限り早く補修することも大事だ。しかし高速道路上では交通事故でも二次災害が発生しやすいように、クルマが走行している最中に車線を規制する作業を行うのは、かなり危険な作業である。

そんな状況を改善できる最新の新兵器が、ハイウェイテクノ2013に展示されていた。西日本高速道路メンテナンス九州のブースにあったラバーコーン自動設置・回収車「ロボコーン」が、それである。車線規制を行うためのロードコーン(パイロン)を手作業ではなく、自動化することで、作業員は運転席に座ったまま設置と回収が行えるのだ。

通常、ロードコーンはトラックに積まれたものを荷台に乗って手作業で下ろしながら設置していたので、その体勢によって荷台から転落の危険があるそうだ。そのため従来、こういう自動化された車載型のコーン設置装置は存在していたが、速度が遅く能率という点で問題があったという。西日本高速道路メンテナンス九州では協力企業と研究を重ね、このロボコーンを開発、従来よりも確実で素早い設置回収を行うことを実現したのである。

説明によれば設置は時速15km、回収は時速10kmで行うことが可能。仕組みとしては荷台に一列に重ねて積んだラバーコーンを荷台後部から1つずつ下ろし、ロボットハンドで荷台の右端から路面に置いていくというもの。回収はその逆で、ロボットハンドがラバーコーンを掴み、後部中央のエレベーターから荷台に積み重ねていく。その動きと機構はかなり面白い。

他にもデッキを上げたまま微低速での移動でき、しかもデッキ上の作業員が操縦できる画期的な移動式高所作業車「スカイムーバー」も面白いクルマだった。このように高速道路のメンテナンスには、安全で効率的な点検整備作業を行うための働くクルマが続々開発されているのであった。
《高根英幸》

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