スズキ鈴木会長、軽増税案「今まで安かったという理由が本当に成り立つのか」

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スズキ 鈴木修会長兼社長
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スズキの鈴木修会長兼社長は11月1日に都内で開いた決算会見で、総務省が検討している軽自動車税の引き上げについて「今まで(税金が)安かったという理由が本当に成り立つのか」との考えを示した。

鈴木会長は「ある時は国際基準、ある時は安いからと、これではちょっと私は疑問に思う。国際基準からすると軽(の税率)が正常であって上級車種が高い、そういう矛盾がある」と指摘。

さらに「今まで安かったからと、何を根拠にしていうのか。やはり軽は4人乗りで、5人乗りじゃない。小型車とかスポーツカーは寸法が決まってない。そういう技術的な制限なり制約を受けているものと、制限を受けていないものと一緒にしていいのかどうかという問題もある」とも。

その上で「国民生活に最低限必要な軽だけが増税になるというのは、これはどう考えても弱い者いじめだし、考え方の基準があっちにいったりこっちにいったりと筋の通らないものだと思う。所有しても税がかからないダイヤモンドにおかけになったほうがよっぽど良いのではないか」と述べた。

《小松哲也》

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