J-TREC、ウクライナとシンガポールの車両改造設計を受注

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老朽化したキエフメトロの電車。このほど延命化のための改造工事を実施することになり、J-TRECは設計業務を受注した。
  • 老朽化したキエフメトロの電車。このほど延命化のための改造工事を実施することになり、J-TRECは設計業務を受注した。
  • シンガポールの都市鉄道(MRT)で運用されているC151系(1994年)。走行装置を東芝のPMSMシステムに更新する。
JR東日本グループの総合車両製作所(J-TREC)は10月25日、ウクライナとシンガポールの都市鉄道で運用されている車両の改造設計業務などを受注したと発表した。

J-TRECが今回受注した事業は、ウクライナの首都・キエフ市営地下鉄公団(キエフメトロ)が運用している電車の近代化と、シンガポールの都市鉄道(MRT)を運営しているSMRT社の電車の駆動システム更新。J-TRECは床下艤装(ぎそう)の設計業務とシステム設計業務を担当する。

キエフメトロ近代化事業の設計業務は本年4月に伊藤忠商事から受注した。キエフメトロの電車は製造から30年以上が経過しており、主回路と補助回路、ブレーキの各機器を取り替えて車両の延命化と省エネルギー化を図る。

SMRTの電車(C151系)も製造から25年以上が経過しており、走行装置をGTOチョッパ制御によるDCモーター駆動システムからIGBTインバーター制御による永久磁石同期モーター(PMSM)に更新して大幅な省エネ化を図る計画が立てられている。この更新事業では東芝がPMSMのシステムを受注しており、J-TRECは10月、東芝から床下艤装設計業務とシステム設計業務を受注した。
《草町義和》

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