最初のフルシーズンのラリー参加となった元F1ドライバーのロバート・クビサは、WRC-2クラスのタイトルを獲得に王手をかけている。
このシトロエン『DS3 RRC』を駆るクビサは、これまでに6度のラリーに参加し、4度のレースで最大のポイントを獲得して、彼の最終戦となるラリースペインに2位のアブドゥラジズ・アル‐クワリに8ポイント差をつけて挑む。
このアル-クワリはこの週末のイベントには参加していないが、もしクビサがこのラリーを1位もしくは2位でフィニッシュすれば、アル‐クワリがラリーGBで勝利してもクビサのタイトル獲得が決定される。
オープニングの2レグは速くスムーズなアスファルト路面で、元F1ドライバーに対抗できるドライバーはいないだろうと予想されている。
しかし他の14人のドライバー達は、クビサを最後までプッシュし続ける可能性もあり、特にドイツとフランスでクビサに続く2位となったフォード『フィエスタR5』を運転するエルフィン・エヴァンスは、最も強力なチャレンジャーとして彼に挑むこととなる。